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【高齢者の資産運用】親がインベスコ「世界のベスト」からオルカンに乗り換え?SNSで大論争に

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最近、投資クラスタSNSで話題になった投稿があります。

それは――

 

「親がインベスコ『世界のベスト』を買っていたので、売却させてオルカンに乗り換えさせた」

 

というもの。

 

この投稿をきっかけに、インデックスファンドとアクティブファンド、高齢者の投資戦略をめぐって熱い議論が交わされました。

高齢者にインデックス投資は向かない?

SNS上で目立った意見のひとつは、

「高齢者にインデックスは不向き」

という指摘です。

 

インデックスファンドは「長期でこそ成果が出る」商品です。

しかし70代・80代になってからオルカンやS&P500を買っても、十分な投資期間を取ることは難しい。

むしろ「取り崩し期」に入っているのに、まだ資産を増やすための投資を続けるのは本末転倒ではないか、という議論です。

 

実際、

「取り崩し期は毎月分配型の方が良い」
「日本人は亡くなるときが一番お金持ち」

といった意見が多く見られました。

 

資産運用はあくまで「自分の人生を豊かにするための手段」であり、老後は運用益よりも安定したキャッシュフローが重視されるべき、という考え方ですね。

オルカン vs 世界のベスト ― リターン比較

では実際に、両ファンドの成績を見てみましょう。

 

オルカンeMAXIS Slim 全世界株式):2018年10月設定。2025年7月時点で 約2.9倍 に。
世界のベスト(インベスコ世界厳選株式オープン):同期間で 約2.6倍 に。

 

運用成績だけ見れば、オルカンの方がやや上。

長期の複利効果を考えると、手数料の低いインデックスが有利なのは当然の帰結です。

 

しかし注目すべきは 下落局面の耐性 です。

2025年3月急落:オルカン▲12.88%、世界のベスト▲11.89%
2024年8月急落:オルカン▲14.98%、世界のベスト▲10.68%

 

数字を見れば分かるように、下落時にはアクティブ型の「世界のベスト」の方がディフェンシブ。

つまり、上昇局面ではインデックスが勝ちやすいが、下落時にはアクティブ型が相対的に強いという特徴が表れています。

「世界のベスト」は新NISA対象外

ここで注意すべきなのが、インベスコ「世界のベスト」などの毎月分配型は新NISAの対象外であることです。

 

理由はシンプルで、毎月分配型の多くは「タコ足分配」と言われる仕組みを取っているためです。

つまり、分配金を出すために元本を取り崩すケースがあり、評価額はプラスでも投資元本だけ見ると減ってしまう。その結果、「元本が減っているのに分配金が出るのはおかしい」と高齢投資家からクレームが多かったため、金融庁が新NISAから外した、という経緯があります。

 

「毎月の小遣い感覚で分配金がもらえるから」と軽く始めてしまう人もいますが、リスクを理解していないと危険です。

オルカンの弱点

一方で、オルカン(全世界株式インデックス)も万能ではありません。

 

インデックスファンドは「時価総額加重型」であるため、大きな会社がさらに大きくなる時は強いですが、逆にそれらの巨大企業が失速すると、ファンド全体のパフォーマンスが一気に落ち込むという弱点があります。

 

たとえばGAFAのような大型株が調子を崩した時、インデックスはその影響を大きく受けざるを得ません。

つまり、分散しているようで「巨大企業依存」のリスクが潜んでいるのです。

まとめ ― 最適解は人それぞれ

結局のところ、どちらが正しいという話ではありません。

 

若い人 → インデックス(オルカン・S&P500)
 長期で積み立てれば複利効果を最大化できる。
高齢者 → 分配型・アクティブ型(世界のベストなど)
 取り崩し期には安定的なキャッシュフローが得られる。

というのが大前提ですが、重要なのは、自分の年齢・資産規模・生活状況に応じて戦略を変えることです。

高齢者でも資産がそれぞれ違うし、戦略は変わって当然。

最適解は人によっていくつもある――これが今回のSNS議論から得られる最大の教訓だと感じます。

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