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この度、マンションを購入し、長年住み慣れた新宿区から杉並区へ移ることになりました。
当初は新宿区内での住み替えを検討していましたが、昨今の都心の価格上昇はまさに異常事態。もはや一般の会社員が手を出せる水準を遥かに超えていました。しかし、結果としてこの「エリアを少し広げる」という決断が、私の資産形成において大きな意味を持つことになったのです。
今回は、実体験から見えた「家という資産」の真実についてお話しします。
1. 一戸建ては「買った瞬間に3割の損」という罠
かつて大王製紙の会長を務めた井川意高氏が、「ローンを組んで一戸建てを買うのは、いきなり3割の含み損を抱えるようなものだ」と断言しました。これは、日本の木造住宅が約20年で価値を失うという「建物評価ゼロ」の現実に根ざしています。
新築一戸建てには、広告費やハウスメーカーの利益が「新築プレミアム」として20〜30%ほど乗っています。鍵を開けた瞬間にその価値は消え、後はひたすら建物の劣化とともに資産価値が溶けていく。資産形成 dummy という観点から見れば、これは極めて効率の悪い選択になりかねません。
2. なぜ「株」より「マンション」の方が断然儲かるのか?
よく「投資をするなら株か不動産か」という議論がありますが、現在の都市部マンションに限って言えば、利回りの爆発力は株を圧倒しています。その理由は、住宅ローンという「合法的な超高レバレッジ」にあります。
- 株式投資: 1,000万円の資金で10%上がっても利益は100万円。
- マンション: 自己資金が数百万円でも、ローンを使えば5,000万円、1億円の物件を動かせる。
私の場合、杉並区のマンションを契約してからわずかの間に、すでに1,000万円ほどの含み益が出ています。もしこれを自己資金に対する利益率(ROE)で計算すれば、株式投資で同等のリターンを得るのは至難の業でしょう。
「負債(ローン)を味方につけて、現物資産(都心マンション)を買う」。この戦略こそが、インフレ時代における最強の蓄財術であることを身をもって実感しています。
3. 「八王子」まで届かない?押し寄せるインフレの波
一方で、市場の現実は過酷です。妻は現在の状況を見て、「もう今は八王子あたりしか買えない」と漏らしています。かつては共働きであれば都心に手が届きましたが、今やその「壁」は凄まじい勢いで郊外へと押し出されています。
同じ予算で買える場所が、新宿から杉並、杉並から八王子へと遠のいていく。このスピード感についていけない人々は、永遠に「持ち家」という資産から切り離されていくことになります。
| 比較項目 | 株式投資 | 都市部マンション |
|---|---|---|
| レバレッジ | 低い(現物が基本) | 極めて高い(住宅ローン) |
| 税制優遇 | NISA枠程度 | 最強(ローン控除等) |
| 資産性 | 変動が激しい | 立地次第で下がりにくい |
まとめ:金融リテラシーが分かつ「新・奴隷社会」への道
日本はこれまで格差が少ない社会だと言われてきました。しかし、今後はインフレのせいでその差はどんどん開いていくでしょう。ここから先、金融リテラシーの有無が人生の決定的な分水嶺となります。
適切な資産を持たず、インフレの波に飲まれる底辺層は、やがて「再生産ができないアンダークラス(底辺層)」として、実質的な奴隷状態に近づいていくことになります。
結婚ができない、子供を作れない、教育を受けさせられない、家が買えない、年金を払えない――。
自由を奪われ、ただ生きるために働き続ける。そんな奴隷状態に陥る人々が増える一方で、仕組みを理解した者はさらに資産を拡大させていく。この激動の時代、あなたは「持てる者」として自由を勝ち取りますか?それとも、「持たざる者」としてシステムの底に沈みますか?
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