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藤ノ井俊樹の公式メールマガジン「虎視眈々」が配信されました。
投資のプロが旬の銘柄をタイムリーに解説する本メルマガ。今回のピックアップ銘柄をご紹介します。
今回の注目銘柄:日本精線(5659)
株価:1,313円(5月1日時点)
PER:14.4倍 / PBR:0.94倍 / 利回り:3.50%
日本精線の2026年3月期は、主力のステンレス鋼線および金属繊維(ナスロン)事業が自動車・電子部品向けを中心に底堅く推移し、為替の円安効果も寄与して増収増益の基調を維持しました。
特に高機能鋼線は、EV(電気自動車)向けモーターや精密ばね、電子デバイス用途で需要が強く、同社の高い加工技術と品質の安定性が、激しい価格競争を回避する構造を支えています。
今後の見通しと強み
2027年3月期の会社計画は保守的な内容ですが、国内外の自動車生産の回復や半導体関連の補修需要が下支えとなり、営業利益は横ばいから微増を見込んでいます。金属繊維「ナスロン」についても、半導体用ガスフィルターなどの高付加価値領域で成長が続く見通しです。
- 鉄壁の財務: 実質無借金経営という極めて強固な財務基盤。
- リスク耐性: 原油価格の上昇は織り込み済みで、今後の大幅な減益リスクは低い。
- 高い収益性: 素材メーカーながら製品の高付加価値化により、景気後退局面でも利益が崩れにくい。
投資判断
株価は足元でPBR1倍を割り込む水準にあり、財務体質と安定した収益力を踏まえると、強い割安感があります。保守的なガイダンスを嫌気して調整しましたが、需要回復が鮮明になれば再評価の余地は大きく、中期的には1,500円〜2,000円台を試す展開が想定されます。
高配当と低リスクな体質を併せ持つ「守りの素材株」として、1,200円を下値メドに押し目を拾いやすい局面が続きそうです。
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