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10月10日の日経平均株価は週次で2319円高と、史上3番目となる大幅上昇を記録しました。
しかしその熱狂の裏で、取引終了後に公明党の連立離脱と米中対立再燃という二つの悪材料が相次ぎ、日経平均先物は急落。
市場は一転して、「高市トレード」の巻き戻し局面に突入しています。
高市トレードの巻き戻しは、一時的なショックか、それとも相場転換の始まりか。
10月14日の東京市場の寄り付きは、今後数カ月を占う試金石になりそうです。
高市トレードとは何だったのか?
今回の株高を支えたのは、自民党総裁選での高市早苗氏の勝利でした。
「責任ある積極財政」を掲げ、日銀の利上げにも慎重姿勢を示す高市氏の登場により、
投資家の間では「財政出動+低金利」=株高という期待が急拡大。
AIブームの追い風もあり、アドバンテストやソフトバンクGなどの値がさ半導体株が上昇を牽引しました。
まさに「高市トレード」が市場の合言葉となり、日経平均は史上最高値圏の4万8500円台に迫る勢いを見せていました。
公明党の連立離脱が引き金に
ところが、10日の取引終了からわずか5分後の午後3時35分。
公明党が自民党に連立離脱の方針を伝えたとのニュースが伝わります。
市場は一気にリスクオフモードへ。
日経平均先物は夜間取引で急落し、翌11日午前6時時点では4万5200円(前日比-2980円)まで下落しました。
高市氏の政権運営に不透明感が広がり、政治リスクが一気に意識された格好です。
米中対立の再燃でダメ押し
追い打ちをかけたのが米中関係の悪化です。
トランプ米大統領が、中国によるレアアース輸出規制への報復措置を表明。
これを受けて米国株ではハイテク株や半導体株が軒並み急落し、
エヌビディア(NVIDIA)は▲5%、AMDは▲7%とAI関連が総崩れとなりました。
AI相場の勢いが一服し、日本株の支えも同時に崩れつつあります。
円高も進行、株高の条件が逆回転
ドル円相場も10日のニューヨーク市場で1ドル=151.19円と、
1日で2円以上の円高が進行。
高市トレードの上昇局面では円安が企業収益を押し上げていましたが、
その逆回転が始まっています。
円高・株安の同時進行で、3連休明けの14日東京市場では、アドバンテストやソフトバンクGなど主力銘柄の下落が避けられない見通しです。
今後の焦点:調整の深さと期間
ここ半年で日経平均は3万1000円から4万8000円まで、実に1万7000円もの上昇を遂げました。
この急騰の反動を考えると、テクニカル的にも調整は必至です。
3割押しなら:4万3000円前後
半値押しなら:4万円割れ(3万9500円付近)
このあたりが下値の目安として意識されそうです。
日柄的にも、10月から11月にかけて「W底を形成して反転」という展開が想定されます。
政治リスクと外部環境に注目
高市氏がどのように新連立政権を構築するか、
そして11月1日に期限を迎える米中関税問題を前に、
トランプ・習近平会談がどう進展するかが焦点となります。
いずれも市場心理を左右する大きな要因であり、
短期的にはボラティリティ(変動率)の高い相場が続きそうです。
まとめ:調整はチャンス!
悪材料が三重に重なっていますが、
「悪材料出尽くし」後には押し目買いの好機がやってくるのも相場の常。
AI・半導体関連は一時的に調整しても、
中長期では依然として成長テーマの中心にあります。
焦らず、10〜11月の調整完了サイン(W底・下髭形成)を確認してからのエントリーでも遅くないでしょう。
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